おっさん目線の「君の名は」を観た感想【少々ネタバレあり】

(2017/08/29)
どうも。おっさんのおがです。

いまさら 君の名は を観てみました。

結論から言うと、おっさんが観てもクッソ面白かった。

世間の人気から面白いだろうということはわかってはいたものの、こういった青春恋愛フィクションをおっさんが楽しめるのかと疑問に思いながら見始めたのですが、杞憂でした。

主人公の感情を自分にダウンロードして感情移入する思春期の楽しみ方とは違い、
自分の子供が大きくなった時にそういう状況になったら…という変な方向性での感情移入が働いて、むしろ思春期の時より楽しめたかもしれないとすら思っています。

「君の名は」は、
高校生の男の子と女の子が入れ替わるという「まあ、ありえない」タイプのフィクションと、
隕石が落ちるという「ないとは言えない災害」というif、
そして三葉が生活している田舎の空気感や瀧くんが生活している都会の空気感などの「リアリティ」をとても上手く使って話を展開します。

特に、三葉の住んでいた田舎の空気感の表現は秀逸で、俺が若い時に地元で感じていたことをそのまま三葉が代弁してくれたことで、かなり高いリアリティを感じました。

田舎暮らしでなかった人には、序盤の導入は感情的な理解をしづらいかもしれません。

若い人にとっては意味不明で恥ずかしい風習。
それを強制する大人や老人達。
ちょっと自分と違う立場や境遇の人間に対する排他的な同級生の言動。
なんとなく「将来も地元で暮らして行くんじゃないか〜?」とぼんやり口にする友達の空気感。

俺が地元にいた時に嫌だと思っていたことが満載な田舎、それに嫌々ながら折り合いをつけるしかない三葉の姿は、生きているように感じるほど、田舎育ちの俺にとってはリアリティがありました。

そこに「男の子と入れ替わる」というフィクションのスパイス。
田舎のつまらない日々の空気感を思い出しているところに「当時そんなことがあったら面白かったろうな」と思えるフィクションをブッ込んでくるワクワク感。

ここまでは、田舎に住んでいた当時の自分の思い出が三葉とシンクロして楽しんでいましたが、
三葉が瀧くんとの入れ替わりを楽しみ始めたくらいからは、現在のおっさん目線にシフト。

瀧くんと三葉の微笑ましいやりとりや、
三葉を探しに旅に行けちゃう瀧くんの一生懸命さとか、
いざ瀧くんを目の前にした三葉のモジモジした姿とか、
こういうのはおっさんになると気恥ずかしくてまともに観てられないことが多いんですが、
そういうやりすぎな感じではなく、「ああ、2人ともかわいいなあ」と素直に感じられる描写でした。

この辺のやりすぎないさじ加減が、広く人気が出た理由かもしれませんね。

その後は、
三葉の田舎の風習に込められた意味がわかってきたり、
瀧くんが三葉に会えないことが判明したり、
三葉を助けるために奮闘したり、
災害のifを転機に、まさに転がるように物語が展開します。
三葉と瀧くんの運命に親目線でハラハラしっぱなしでした。
観ていて意味不明なところは一切なく、なんともスッキリした視聴後感。

結構いろんな要素が満載なわりに、観ていて意味不明なところが一切無いのは凄い。

いやー、面白かった!

以上。おっさんのおがでした。

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