テラバトルが面白いのに売上がイマイチな理由

どうも。おっさんのおがです。

先日、こんな記事を書きました。
テラバトルを久々にやってみたらやはり超面白い件
http://ossan-games.net/?p=637

それからものんびりとマイペースでプレイを続けているテラバトルですが、
プレイを続けるなかでずっと、
「こんなにクオリティ高くて面白いゲームが、他のゲームのように継続して売上を上げられないのはなぜだろう?」と疑問に思っていました。

リリース直後はAppStoreのトップセールス50位以内に食い込んでいた記憶があるので、
やはりゲームとしては一級品であることは間違いない。
なので、原因は「運営力の低さ」ということになるのですが、
で、「運営力」って具体的に何でしょうね?

その疑問についてようやくおっさんのなかで結論が出たので、
今回はそれについて書きます。

結論から書くと、テラバトルは


スマホゲームで遊ぶユーザーが「お金を払ってもいいかな?」と思うタイミングについてよく考えられていない。


ということが原因だろうと考えました。

テラバトルって、よくも悪くもコンシューマ的なんですよね。
ガチャを採用してパズドラ的なマネタイズを真似してはいるけれど、
ゲームバランスや力の入れどころがコンシューマの思想なんですよ。

コンシューマゲームのユーザーは「プレイするためにお金を先に払う」ので、
見た目のリッチさやシステムの新規性、
プロモーションなどの前情報のワクワク感の演出、
実際に遊んだ時の没入感をユーザーに感じてもらえるか、
などが非常に重要です。

コンシューマゲームのユーザーがお金を払ってもいいかな?と思うのは、

「前情報を見たり友達の口コミを聞いた時」

です。

この点についてテラバトルは非常にクオリティが高くて、
その証拠に配信開始直後はそれなりに売上も上がりました。

では、テラバトルが「継続して」売上を上げるために考えるべきだった「スマホゲームユーザーがお金を払ってもいいかなと思うタイミング」とは、
いったいいつなのでしょうか?


スマホゲームというか、基本無料ゲームの話なのですが、
基本的無料ゲームのユーザーは基本的にコンシューマゲームで得られる体験にはお金を払いません。

当たり前ですよね。
その部分はタダで遊べるのですから。

なので、いくらコンシューマ同様に、
・見た目のリッチさやシステムの新規性
・プロモーションなどの前情報のワクワク感の演出
・実際に遊んだ時の没入感
に力を入れて素晴らしいゲームを作っても、
その部分は「客寄せの広告」としての効果しかないのです。(悲しい)

そしてさらにいうと、
基本プレイ部分の一部を課金要素として切り出して売るようにすると、
「もともとタダで遊べてたはずのものを課金にするなんてクソだ」みたいな印象を持たれるだけで、
悪影響しかない。

スマホゲームユーザーかお金を払うかどうかを判断するのは、
一通りゲームを遊んだその先なんです。
コンシューマゲームでいうと、クリアした後です。

スマホゲームのユーザーは、

1.このゲームは今後もっと盛り上がって人が集まりそうか?

2.今課金すると後進ユーザーより有利になれそうか?または優越感を得られそうか?

3.今ガチャをまわして手に入れたキャラを使って長く楽しめそうか?更新は頻繁か?

4.新要素の追加はどの程度頻繁か?

のような「どの程度、得か?」ということを、
「直感的に」判断してお金を払うか決めます。

コンシューマゲームを買うユーザーは消費者ですが、
スマホゲームに課金するユーザーは投資家なのです。

なので、スマホゲームを作る場合、
・間口が広い遊び味で
・広く受け入れられる見た目で
・追加要素を入れやすいシステムで
・頻繁に更新できる体制
が必要なのです。
そうして頻繁な更新と右肩上がりのユーザー増加により、
ようやく継続した売上が可能になります。

そのため、テラバトルのような、
・習熟性が高く遊びごたえがあって
(好きな人はよりハマるがある程度進むと難しくて辞める人が増える)
・ゲーム全体の見た目のクオリティが高く一貫性があって新要素の追加が難しく
(凡庸な多数のイラストレーターを起用したりできない)
・少人数の精鋭がこだわりをもって開発&運営
(凡庸な多数のエンジニアを起用した追加開発ができない)
といった良作コンシューマ的なゲームは、
継続した売上を上げるのが難しい。

個人的にはテラバトルのような遊びごたえのあってクオリティの高いゲームを遊びたいのですが、
基本無料のガチャ課金という流れを使っているゲームが主流の現状では、
なかなか難しいかもしれませんね。

テラバトルは、ガチャ以外のもっと新しいマネタイズを試して、
売上の上がらないこの現状を打破してほしいところです。

以上、おっさんのおがでした。

ダウンロードはこちら

MISTWALKER CORPORATION「テラバトル」

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